【メルシーニュース9月号】完成しました!リユースと共に歩むメルシーの一歩🌱
こんにちは。就労継続支援B型事業所「ワークショップメルシー」です。
毎月発行している「メルシーニュース」です。このたび 2025年9月号(VOL.2) が完成しました!
ニュースレターは毎月、施設の出来事や利用者さんの声、そしてちょっとした学びや豆知識を盛り込んで作っています。紙面ではシンプルにまとめていますが、このブログではもう少し掘り下げ、裏側のエピソードや背景にある思いをお届けします。
今回のテーマは「オープンから1か月」「工賃の使い道」「体験利用について」「靴の小話」ですが、特に靴の話題については、実際に私たちが関わっているリユースの取り組みとも深く結びついています。どうぞ最後までご覧ください。

🌱 オープンから1か月を迎えて
8月にオープンしたワークショップメルシー。
気づけばあっという間に1か月が経ちました。
新しい場所で利用者さんを迎えることは、スタッフにとっても挑戦でした。安心して通える雰囲気づくりを大切に、日々試行錯誤しながら過ごしています。
「ここなら落ち着いて作業ができる」
「毎日が楽しみになった」
そんな声をいただくたびに、私たちも大きな励みをいただいています。
先月のメルシーニュースでは、昼食の無料提供についても紹介しましたが、栄養バランスのよい昼食を取ることによって、体重が減り、健康になったーという声もいただいております(^^♪
利用者さんが一歩を踏み出し、自分のペースで作業に取り組み、心身ともに健康になっていく、それはまさにこの施設の存在意義そのもの。私たちも「地域に根ざした安心の場」として、さらに前に進んでいきたいと感じています。
🎁 工賃をもらったら…「スーツを買いたい」という夢
今回のニュースレターで紹介したのは、ある利用者さんの工賃の使い道についてのお話です。
「工賃を貯めてスーツを買いたい」
そう話してくれた方がいました。スーツを着て、きちんとした姿で仕事に行くこと。それがその方の夢であり、目標です。
スーツは単なる服ではなく、「社会の一員としての誇り」を象徴するものだと思います。だからこそ、その夢を実現したいという気持ちに強く共感しました。
私たちにできることは、その目標を後押しすること。工賃を通じて「ただ作業をする」だけでなく、「未来につながるステップを踏む」という意識を持てるようにサポートしていきたいと考えています。
💡 体験利用は一人ひとりのペースで
「体験は何回までですか?」「時間はどのくらいですか?」
——そんなお問い合わせもよくいただきます。
メルシーでは、体験の回数や時間は一律に決めていません。
1回で「ここなら大丈夫」と思っていただける方もいれば、複数回体験してから安心して利用を始める方もいます。
大切なのは「自分に合うかどうかを実際に確かめること」。
不安を抱えたまま利用を始めるのではなく、安心して通える環境を整えることが、長く続けていくための第一歩です。
だからこそ、メルシーでは 「無理のないペースで始める」 ことを一番に考えています。
👟 ちょっとした小話:靴とリユースのつながり
ニュースレターの豆知識コーナーでは「靴」について取り上げました。
日本最古の靴は草鞋(わらじ)だった、という小話から始めましたが、実は今回このテーマを選んだ背景には、メルシーならではのエピソードがあります。
それは、先月スニーカーをいくつか出品したこと。
実は私たちには、メルシーとは別に運営している「買取店」があり、そちらで買い取った商品をネットオークションへ出品しています。そして、その業務の一部をメルシーに委託する形で、利用者さんにも関わっていただいているのです。
先月出品したスニーカーも、その一環でした。
ナイキやアディダスといった人気ブランドのスニーカーは、状態によっては中古でも高い価値があります。利用者さんが写真撮影や梱包作業を手伝ってくださり、オークションに出品することができました。
こうした作業を通じて、利用者さんは「リユース」という社会的に意味のある活動に参加しています。
「ものを大切に使う」「もう一度誰かに届ける」——それはまさに、障がいの有無に関わらず社会の一員として役割を担うことでもあります。
靴の小話を載せながら、実際のスニーカー出品の経験とつなげることで、利用者さんにとっても「自分たちの活動が社会につながっているんだ」と実感してもらえる。そんな思いも込めています。
🌍 就労支援とリユースの重なり
私たちがリユースに取り組む理由は、単に「商品を売るため」ではありません。
リユースは「ものに新しい命を与える活動」であり、それは私たちが大切にしている「人の可能性を信じること」と重なります。
かつては不要とされた品物が、クリーニングや出品を通じて再び価値を持つ。
同じように、社会の中で見えにくかった障がいのある方々の力も、正しい環境の中で必ず輝きます。
メルシーでの作業は、その象徴的な取り組みです。
リユースを通じて、利用者さん自身が「誰かの役に立っている」という実感を得ることができる。そこに、工賃以上の価値があると考えています。
📸 写真から伝わる日常の姿
毎月のニュースレターには、利用者さんたちの同意を得て、実際の作業写真を掲載たりしています。
メルシーで取り組んでいる仕事はどんなものか、作業風景はどんな様子かを載せることによって、私たちの取り組みを伝え、これから利用されたい方たちや、地域の方たちに安心していただけると考えております。
「ただ作業をしている写真」ではなく、「誰かに届けるために取り組んでいる写真」なのだと私たちは思っています。
利用者さんの真剣な姿は、地域の方々にもぜひ見ていただきたい姿です。
📮 見学・体験のお問い合わせ
ワークショップメルシーでは、見学や体験を随時受け付けています。
「働きたいけれど自信がない」「リユースの作業に興味がある」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
- 📞 電話番号:070-1402-7699 / 053-443-8023
- 📍 住所:浜松市浜名区本沢合789 2階(〒434-0014)
- 🌐 ホームページ:https://workmerci.com
🌸 まとめにかえて
「メルシーニュース9月号」では、オープンから1か月を迎えたメルシーの姿や、利用者さんの夢、体験利用の仕組み、そしてリユースとつながる靴のエピソードをお届けしました。
私たちが大切にしているのは、工賃や作業だけではなく、「未来につながる経験」です。
そしてリユースの取り組みを通じて、利用者さんの力が社会に役立つことを、実感できる場をつくっていきたいと思います。
どうぞニュースレターをご確認いただき、今後のメルシーの歩みを一緒に見守っていただければ幸いです。
来月号もお楽しみに!

